【コラム】原子力協定改定は韓米同盟の尺度
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.07 17:47
韓米両国は最近、これまで議論されてきた戦時作戦権(戦作権)の転換を2020年代半ば以後に延期することに合意した。これに劣らず重要なもう一つの2国間交渉が現在進行中だ。
韓米両国は過去40余年間にわたり韓国原子力発電の母胎となった韓米原子力協定を改定するための交渉を2010年8月から行ってきた。2014年に満了した時効を2016年3月までに延長し、交渉を進行中だ。韓国政府は世界5位レベルに成長した原子力技術と発電需要を勘案し、その間禁止された濃縮・再処理の可能性を要求していると伝えられている。世界的な非核化を強調する米国にとってこうした要求はパンドラの箱を開くものだ。抽象的な核主権論争のような揮発性が高い政治的論理に巻き込まれず、韓米協力を通じた国益確保を中心に落ち着いて交渉が進行されたのはまだ幸いだ。消息筋によると、両国はパイロプロセシングのように拡散抵抗性が強い使用済み核燃料の再活用過程に韓国が参加する形の折衷案を議論中という。